何年かぶりに。
結局、何年かぶりににぃにを引っ張り出して来てしまった。
からのおもてなし課で錦戸過剰摂取ぎみ。
にぃにみたいなドラマは、本当は苦手なので、亮ちゃんが出てなかったらまず観なかった。
と言っても、この頃は今ほど亮ちゃんにお熱ってわけじゃなかったし、全然かっこいいとも思ってなかったけど。爆。
ってか好みの顔じゃなかったんだよなー。ホント。爆爆爆。
でも、やっぱりお芝居は光るものがあった。
もちろん今の方がもっと上手くなってるけど、この時にしかない若さと瑞々しさがあって、これはこれでよかったんだよね。
内容が内容だけに、DVDはほとんど観てないですが。
ってか、良く考えたら、これ、最後の方にそこそこの長さのモノローグがあるんだけど、この時からうまかったね。
泣きながら、「僕はなんのために生きてるんだよ」「何のために生まれてきたんだよ」って訴えるところは、やっぱり名演技だなぁ…。
「希望も…捨てないできた」って息を吐きながら言ったあと(これ、すごくいいの!)、「でも、その度に…何度も裏切られた」って台詞の途中から一気に感情が溢れていく様は、本当に素晴らしくて引き込まれます。
あのシーンは、世の中にこんなにもキレイに泣ける男がいるのかって、すごい衝撃だった記憶。
私はその後の「やらせろよ?」ってとこも、何気に好きなんだよね。
好きっていうのは語弊があるけど……ああいうセリフが妙にリアルっつーか、役にキレイなだけじゃない説得力を持たせられるから、錦戸亮って好きだよ。
彼は、良い人を100%良い人にはしないし、悪い人を100%悪い人にはしないというか……人間は誰でも善と悪の両方の要素を持ってるっていうのがちゃんと見えるんだよな。
人間の醜さも、愛しさも、ちゃんと受け入れてる感じする。
そこも含め、錦戸亮は、当たり前の、普通の人を普通に演じることにものすごい長けてると思う。
ここ、好きなんだよね。
この人は、なんでこんなに人間臭いのかなぁ。
人間臭いのに美しくて、堪らない気持になる。
ここは悲しいというより、彼の優しいお芝居が、愛しくて切なくて泣いてしまうところ。セリフも、表情もいい。
派手さの無いシーンだけど、「~の?」っていう疑問形の繰り返しだったり、こういうの異常に上手いんだよね、この人。彼の底力を感じる。
なんて形容して良いかわかんないけど、なんかすごい。
彼の持つ人間的な可愛らしさがとっても好き。