世の中にあふれる情報がすべて正しいとは限らない。
お久しぶりです。
もーね、楽しい事しか書きたくないんですけどね。苦笑。
擁護とか、そういうことではなく、どちらかというと私のストレス発散(コラ、)と、情報との上手い付き合い方への提言(偉そうだな、すいません)、という感じです。
そもそも擁護も何も、私、今回のことほとんど把握してないんで。
元記事も読んでないし、その後のモロモロも、伝え聞いた程度なので。
もし、その記事に対しての反証的なこと、もしくは擁護的なことを書くのであれば、元記事を読んで、それに対する周りの反応もある程度リサーチして、という過程を踏むのが正当な手続きだとは思います。
……結構生真面目なんですよ。笑。
けれど今回私が言いたいのはそういうことではないんでね。
そもそも、そんなくっだらない記事を読んで気分悪くなるのも嫌ですし、時間の無駄ですね。はい。
先に「くだらない記事」と言ってしまいましたけど(笑)、そもそも、みなさんってネット記事とか、週刊誌とか、鵜呑みにしてるんですか?
ネット記事はいつまでもなくならないし、週刊誌も日付しかあってないで有名な新聞とは名ばかりの新聞も廃刊にならないんだから、まぁ、一定数真に受けている人がいるんでしょうね。ほとんどは、鼻ほじりながら読んでると思いたいですけど。
その昔、当時私がよく聞いていたアーティストさんが、とある局の女子アナと噂になりました。
何処か忘れたけど、たしかあの時はスポーツ紙か何かがすっぱ抜いたんではなかったかなと記憶しています。
別にアイドルではないですし、特にその方はイケメンで売っていたわけでもないし(笑)、少なくとも私は“そういう対象”ではなかったのでだれと付き合おうが、別に気にしたりってことはなくて、「へぇ~!良かったね!」くらいに思ってたんです。
が。
その二人、付き合っていないどころか、「会ったこともない」って、女子アナ側が不思議がっていたんですよ。
笑っちゃうでしょ?
知り合いですらなかったんですよ?笑。
こういう時によく「『火のないところに煙は立たない』から、全部が本当でなくてもそれに近い事があったんでしょ?誤解されるようなことしてたんだから本人も悪いよね?」みたいな論法の人が出てくるんですけど、こと芸能界に関しては、
火のない所にも煙は立ちます(きっぱり)。
まぁ、いろんな力も働きますからね。はい。
あ、
ちなみに、のちにそのアーティストは下積み時代から長くお付き合いしていた女性と結婚されています。
もちろん、火種がある方もいらっしゃるとは思いますけどね。
仮に写真付きだとしても、トリミングして複数いる中から2人だけ切り出すことも可能だし、もっとプライベートな写真の場合にはどういう状況で撮られたかによっても全く違う写真になる可能性があるし、仮に事実だとしてもそういう写真を内輪が売らなければ出てくるはずのないもので、少なくともそういうものを売る人間が信用に値するとは、私は思わないです。
なので、週刊誌やスポーツ紙は基本的に信用していないです。私は。
その週刊誌やらスポーツ紙よりさらに信用度が低いのがネットですよ。
ネットの情報なんてものは誰でも書き込めるんですよ?ネットニュースなんて適当も良い所だし、Wikipediaは誰でも編集できるんです。出版社の出す辞書辞典のような事細かな校閲はされていません。その他もろもろ書き込みサイトに関しては言うまでもなく。
今更当たり前のことを言ってますが、結構わかっていない人がいたりする。
仕事でも、「ネットでこれこれこういう書き込みを見たんですけど…」とか本気で言ってくる人が、一般の方ではなくてどちらかというと同業に当たる方でも一定数いるので、その度に、「何言ってるんだコイツは?どこのだれが書いたかもわからない書き込みを鵜呑みにしているのか?」と半笑いになるのだけれど、でも本当に平気でそういう人がいるんですよ。それもまあまあな数いるんです。
頭イタイ。
私が大学生の頃は、レポート書くにも、「ネットの情報を参考資料にするな」と、耳にタコができるほど言われたんですけど、そういうこと誰にも教わらないんでしょーかね…。
何かの答えを探すための“取っ掛かり”になることはあっても、決してソースにはなりえないんですよ。
信用していいのは、“公式”が発表するのもだけだと思ってます。
これは芸能の話ではなくて、例えばどこそかのメーカーとか、そういう広義的な“公式”のことですけども。基本的に、そういう“公式”の出す情報というのは、ある程度の保証を負っているので。
本来は一般の書き込みだって一定の責任はあって、例えばネットニュースでデマを書いたら本来はその企業が訴えられるべきだし、一般人だって、悪質なものは罰則の対象になる可能性はある(実際最近そういうことありましたよね)んだけれど、恋愛スキャンダルみたいなもので芸能人がいちいち訴えても、割に合わないんですよね、たぶん。
あと、ネットニュースで質悪いのは、信じようが信じまいが軽い気持ちで見ただけでもアクセス数稼ぎに貢献してしまうから、どんなにくだらない内容でも話が大きくなったらそれでオッケーなんですよ。
それもあって、私はそのテの記事には手を付けないようにしてるんですが。
誰も見なきゃいいんです。
無視するのが一番なんです。あんなものは。
――というのが、私の週刊誌やらネットニュースに対する大まかなスタンスです。
私が子供の頃、インターネットってごく一部の層しか使えないものだったんですよね。
そもそもスマホとかなかったし。
パソコンを持ってる家も限られていたし、パソコン持っていてもネット環境自体、今ほどお手軽なものではなかった。
私は父親が若いときSEやってて、その後もパソコンを使うような仕事をしていたからかなり早い段階からそういうものに触れていた方だと思うけれど、子供のころ、ダイヤルアップでインターネットにつないでたもん。笑。今ダイヤルアップ接続って言って通じる人どれくらいいるんだろうか…。
とにかく個人のパソコン持ってる若い子なんてほとんどいなくて、せいぜい家族共有のパソコンが一台ある、とかのレベルだったから、当時の思春期男子やお父さん達は、エロサイト見るにもいちいち履歴消したり、それは大変だったろうな、と……いや、そんなことはどうでもいい。
つい20年くらい前まではそんな時代だったんだよね。
私が中高生の頃、やっと携帯電話が普及し始めて、お父さんが仕事のために持っている時代から、徐々に一人一台持つ時代になって、あのあたりから、メールがかなりお手軽になったのかな、と思う。
今ほどではないけれど、それまでネットに縁のなかった層がそっちの世界に触れる機会も、この頃からかなり増えたんではないかな。
スマートフォンが出てきたのは、私が大学生くらいの時かな。
それでも、当時は2つ折りの携帯電話を持っている人の方が圧倒的に多かったけど。
Twitterが出てきたのも、たぶん私が大学生くらいの時だったと思います。
ちなみに私がアカウントを作ったのは2010年です。誰かとつながるというよりは必要な情報を素早く得るには便利だな、くらいの感覚で、『リアルタイムなメルマガ』みたいな使い方してましたね。というか、未だにほぼそうです。
これが多分、2000年代半ばから後半くらいのことで、ほんの、10年ちょっと前なんですよね。
で、長々と何の話だよってお思いかもしれませんが…
このほんの10年くらいの急激な変化に、私たちはついていけてるのか?って話なんですよ。
スマホやTwitterが普及し始めてから、情報の拡散速度は爆発的に上がって、同時に、得られる情報量も格段に増えた、と思います。
そもそもそれ以前のSNSって、mixiとかさ(笑)、私はやってませんでしたけど、すごく限られたコミニュティで似たような考え方の人が集まるためのものだったじゃないですか。
それが、Twitter型の、不特定多数の人とつながるツールが出てきて、しかもガラケーがスマホになって、今まで固定のブロードバンド環境がなかった層までお手軽にネットの世界に参加するようになって、ネットの情報に触れるようになったわけですよ。
そういう人たちが、図書館で、ある程度校閲というフィルターを通った情報を得るのと同じ感覚で、わんさかあふれているネットの情報を隅から隅まで取捨選択することなく、自分で真偽の確認をすることもなく真に受けすぎてるんじゃないかと思うんですよね。
情報の速さと多さに処理が追いついていない気がする。
同時に、ネットネイティブの若年層は、ネットを使うこと自体はなれているけれども、その取捨選択を教えるべき人間が周りに少ないのか、やっぱり同じように鵜呑みにしてしまっている子が多いような気がします。
あくまで私の感覚ですし、もちろん、これらはいずれも自戒を込めて、ですが。
何を信じるかは自由です。
ただそれは、自分の目で、耳で、取捨選択したうえで何を信じるか、なんだと思うんです。
湯水のようにじゃんじゃん出て来る情報をそのまま鵜呑みにするのは、正直、おろかだなと思わざるを得ない。
芸能人のどうのこうのみたいなことは比較的ライトな事で、別にそれでファンをやめるとかやめないとかは、非常に狭い世界のことでしょうけどね(ただ、デマを流された本人は深く傷ついたり、多少なりとも嫌な思いをするわけで、私はそれを小さなことだとは思わない)。それをやっているといずれ損をするし、それは、(加害側になることも含めて)とても深刻なことになるケースもある、ということは、知っておいた方がいいと思います。
それからね。
自分の発言や行動には責任を持ちなさい。
たとえそれがネット上でも、むしろ不特定多数に拡散されるネット上だから、あなたが発する、書き込む言葉が誰かを傷つけたり不快にさせたり、誤解させたりしないか、その送信ボタンを押す前に想像をして、自分が逆のことをされても甘んじて受けるだけの覚悟をもちなさい。
偉そうなことを自覚していますが、これはあえて、命令口調で書かせていただきます。
更新も滞っていてどれくらいの方が読んでくださっているのか、それが年上なのか年下なのかもわかりませんけども。たとえ年上の方に対してだとしても、私はこのままの口調で伝えたい。
テレビの向こう側の人間だから、ネットで相手の顔が見えないから、相手も生身の人間で、心があって、傷つくのだということを忘れてはいないかと。そういう方をたびたび見かけるから。もう一度考えて欲しい。
これも自戒を込めてだけれど。
少なくとも、私はここで過激なことを言うとき、誰かを傷つけてしまうかもしれないということを覚悟しています。
覚悟していれば何言ってもいいとも思ってしませんが。
少なくとも自覚するべきだと思っています。
大げさだと言われるかもしれないけれど、傷つけられる側はそんな軽いものではないじゃないですか。
あらためて、私も気を付けます。
だからみなさんも気を付けて欲しい。
もう一度顧みて欲しい。
それから周りにそういう人がいた時に、私はその人を窘められる人間でいたいし、そういう人が一人でも多くいたらと思う。
リアルな生活でも、ネット上でも、不用意に傷つく人ができるだけ少ない世の中であって欲しい。私はそういう風に思っています。それが好きな人でも、そうでない人でも、傷つく人は、少ない方がいいと思います。
『自分が好きな人を見失わないでください』
ごちゃごちゃ回りくどく書きましたけれど、結局のところ、この一言に集約されていると思う。
ずっと見てきた、大好きな人を信じるのか。
顔も知らない、人のプライベートを暴いたり、ありもしないことを創作してメシを食ってるような人間を信じるのか。
私は、「自分が好きな人を見失わないでください」と言える私の好きな人の感覚とセンスと人間性が、やっぱり素晴らしいしカッコイイし、とにかく世界で一番大好きだと思うんですよね。
長々と失礼しました。
一緒に楽しく応援しましょうね(´ω`*)