TVガイドPERSON vol.26
「悩みとかネガティブなことを共有して、(ファンの方を)引っ張ろうとか、ひきつけようとは思いたくないし、思わないです。」
これは去年10月発売のTVガイドPERSONでの、亮ちゃんの言葉で、これ読んだとき、ああ、やっぱりこの人かっこいいなぁ、イイ男だなぁ、こういうところが好きなんだよなぁって思ったんだよね。
最近また、雑誌がたまってきてます。
ドラマ・映画がらみの怒涛の露出期の雑誌って、じっくりちゃんと読むのは、あとで、こういう動きの少ない時期になりがちなんですよね。(だから今さらな時期にこうしてウザい記事書きがち。爆。)
買ったばかりのときは色々沢山メディアに出るし、斜め読みして、どの雑誌で何言ってたかとか結構わかんなくなってること多いんだけど、これは結構印象に残ってて、昨日、ファイリングしたやつを引っ張り出して読み返してました。
今回の「ごめんね~」関連の雑誌だと、TVガイドPERSONと、PICT-UPの磯山さんのインタビューが印象的だったかなー?
磯山さん、すごく嬉しい事言ってくれてた。
そのこともいつか書きたいんだけど。
それはまた別の機会ってことで。
ちなみに冒頭の言葉は、
――自分のこういう欠点やコンプレックスを直していきたいとかはありませんか?
あっても言わないですよ、ここでは(笑)。
――そこをちょろっと教えてくださいっ!
俺もう、そういうのは20歳くらいの時に言わないって決めたんっすよ。雑誌の取材で『悩みごとはありますか?』って聞かれて、こたえられるくらいのことって悩み事ちゃうしね。
――それは確かにそうなんですけども…。
そこで言うのが僕らの仕事だとはおもうんですよ。でも、俺は絶対言わないっす!!
――でも、そういうことって錦戸さんに憧れてる方や何か悩んでる方にとって、やっぱり励みになることだと思うんですよね。
そうかもしれないけど、悩みとかネガティブなことを共有して、(ファンの方を)引っ張ろうとか、ひきつけようとは思いたくないし、思わないです。表に出てる人は明るくおった方がいいと思う。
っていう、ライターさんとの攻防の中で出てきたもの(笑)なんですけども。
「そういうのは20歳くらいの時に言わないって決めた」ってさ、サラッと言ってるけど、すごく重いよね。
20歳くらいっていう時期も、何がきっかけだったかを想像するとだいぶ辛い。
その頃から…その前も、後も、ずっと、亮ちゃんの周辺では色んな事があって。
それって、使いようによっては「武器(本人が言うところの“ファンを引きつける”要素)」になるとは思うんですよ。
でもそれを、敢えて自ら封じて、自分から発信しないどころか、インタビューという場で聞かれても、「僕は絶対に言わない」と突っぱねてしまう覚悟って、イメージを売りにしてる人間にとっては、こちらが思うよりも大変なことだったと思う。
彼の場合、本人の大変さとは裏腹に、色々言われるわけじゃないですか。
ある意味では、たくさん前に出る機会があったことは、芸能人としては確かに恵まれていたとは思うんですよ?
ただ、個人的には、そういった亮ちゃんの状況って、亮ちゃん自身のためというよりはグループのため的要素の方が強い気がしてたし、本人にとってはメリットよりも払った代償の方がずっと大きかったんじゃないのかな、って……まぁ、これは本当に私の勝手な見方だけれども…。
それでも、「頑張ってる」感を売りにする訳でもなく、誰の批判もしないし、反論も、否定も、言い訳もしないんだよなぁ。
今でも、現在進行形でね。
本人が主張しないから、ちゃんと見ようという気がない人には伝わらないわけだけども。
なんかさー、
かっこいいんだけど、切ない。
めちゃくちゃかっこいいんだよ?
男気なの。
こういうとこがすごい好きだし。
というか、こういう人だからこそ好きだし。
でも、私は同時にとても切ない人だなって思う。
色んなものを受け止めつつ口を閉ざすのは、強くなければできないけれど、彼の持つ強さって、屈強な感じではなくて、見ていてなんか切なくなるんだよね。
こんなに良いヤツなのに、それが一部の人にしか伝わらないってのがさ。
もっと報われて欲しいって思っちゃうのかな。
このテキストで、彼はこうも言ってます。
もちろん、知らず知らず外に漏れてる部分はあるんでしょうけど。でも…なんか意地でも言いたくないですね。友達にも言えることやったら全然言いますけど、本当の悩みとかって友達にも言えないことでしょ? それに多分、言えって言われたら、俺言っちゃうんですよ、本当の悩みを。そんなこと、わざわざ言ったらあかんって思っちゃうもん。
きっと、亮ちゃんの中で、世の中のモノゴトは『カッコイイこと』と『カッコ悪いこと』でできているんでしょうね。
で、世間でいう「みっともなさ」と亮ちゃんの思う「カッコ悪さ」って必ずしもイコールではなくて、一生懸命だったり、必死さの中で出ちゃう『不格好な姿』はむしろ『かっこいい』に分類されるけど、それを敢えて武器にしたりアピールすることは『カッコ悪い』んじゃないかなー。
他人にどう思われるかよりも、自分の美学貫く方が大事なのかも。
だから、自分を曲げて万人にチヤホヤされるより、わかってくれる人だけわかってくれればいいのかな。
けれど、これは私の持論なのだけど、性格って必ず見た目に表れてくるものだと思っておりまして――彼の潔さとか内面的なかっこよさは、年を重ねていくと共に、ちゃんと外見やら表情にも表れるようになってる気がするし、最近は以前よりも、錦戸亮のそんなかっこよさに気付いてくれる人がジワジワ増えてきた感じするんだよな。
だから、なんで~ってもどかしくなることもたくさんあるけれど、これからも自分のコンパスを大事にして我を貫いて欲しいし、そうやって曲げずにやってきたことを、いつかもっとたくさんの人が気付いてくれるって信じてます。
えーっと…、
何が言いたいのか分からなくなってきたけども…。汗。
要するに、やっぱ誰がなんと言おうと錦戸亮はサイコーにかっこいいよな!、自担誇らしいよな!って、雑誌読み返しながらあらためて思ったってハナシ。