愚痴ります。
すいません、愚痴ります。
負のオーラ出まくりです。
他人に読ませるような代物じゃないですが、どうしてもモヤモヤして、何処かに吐き出したくて。
仕事帰りに映画館に行ってきました。
この間、雪の影響で予定変更せざるを得なかったので、すごく楽しみにしていたんです。
ついでに言うと、いつ行ってもお客さんが沢山入っていたし、予約をいつ取ろうかなってHP確認する度、開始時間直前の公演はいつも座席が埋まってて、それもすごく嬉しくて、今日だって開場前から劇場の前には『抱きしめたい』を観に来た人たちがいっぱい待ってて――
だから、少し浮かれていたのかもしれません。
カップルばっかりの中、一人はちょっと気まずいなぁとか、一人の女の子を見つけて勝手にちょっと親近感を抱いたりとかしながら、前後や左右の席に人がいて多少窮屈に感じても、たくさんの人が観てくれてると思うと嬉しくて、誇らしかったりもして。
好みは人それぞれですから、色んな感想があるのは当たり前です。
作り手の想いがうまく届かないことだってあるかもしれない。
感じ方も人それぞれだし、映画の楽しみ方だって、人によって違って良いと思います。
でも。
少なくとも私は、どんなに好みに合わなくても、退屈に感じても、エンドロールが終わって明かりがつくまでは、お金を払って見に来ている他の人たちの気分を害するような事のないように、映画を作った人や作品に最大限の敬意は払うように心がけているつもりです。
だから、あの静かな作品で延々と音を立ててポップコーンを食べ続けたり、荷物をガサガサやったり、コソコソお喋りをし始める人達の神経が、私には到底理解できません。
一番の見せ場ともいえるシーンを目前にトイレに行くってどういうことなの?
エンドロール中にあんなに人が出ていくのを、生まれて初めて見ました。
最後を知らないから仕方ないのかもしれないけど……でもさ、あの映像が流れてもそのまま出ていくんだね。
つか、「最後が雑」って……。苦笑。
けれど、
たくさんの人に観てもらうってことは、こういうことなんですよね。
映画がヒットするってことは、老若男女・不特定多数の人に観てもらうってことですものね。
で、その“不特定多数”の中には、当然色んな人がいるわけで。
日頃映画を観なれない人もいるでしょうし、たいして思い入れも無く、フラッと入る人もいるでしょうし。
中にはマナーが守れない人も…いますよね。
折角なら、せめてちゃんと観てくれる人に来て欲しいとか…、
こんな風になってしまうなら売れなくていいとか、大ヒットしなくていいとか思ってしまうのはエゴなんでしょうね。
わかってます。
でも、なんだかすごく残念な気持ちになりました。
映画とは関係の無いところで、悔しくて、悲しくて、泣きたくなりました。
『たくさんの人に観て欲しい。』
確かにたくさんの人が観てくれてるよ。
けどさ、なんか違う気がするんだよ、亮ちゃん。
監督とか、キャスト・スタッフの皆さんとか、映画化を承諾してくれたご家族の想いとか…そういうのが100%伝わるなんて難しいのはわかってるけど、結果的に伝わらなくても、せめて何かを受け取ろうとアンテナを張って観て欲しいって思うのは贅沢なんでしょうか。
こんなことを考えてしまう自分も、嫌で、訳が分かりません。
本当に素敵な映画なんです。
あの作品の良さが分かるであろう、大人たちに観て欲しいです。
なんだか、今日は疲れました…。
こういう日もありますよね。