『Break a code』
ここ最近、ずっと低空飛行だったんです。
仕事とかはフツーにこなしてましたし、私生活で何かあったわけではないんですけど……完全に病んでるだろって感じの嫌な夢を見たりとか……無心で(ニシキドさんがいた時代の)NEWSの曲を聴きまくってたりとか(←個人的な落ちてる時あるある)。
こういうときは、エイトの曲聴けないんですよね。
私生活や仕事でしんどい時は、あんなに元気をくれるのに。
上がりかけては下がり、を繰り返して…今回は長かったなぁ。
なんとなく、峠は越えた気がするけど。
(とりあえずNEWS無限ループは止まったので。笑。)
そんなここ数日の中で、一番メンタルがややこしくなっていたであろう時に読み返した、去年11月発売の『TVガイド PERSON vol.15』。
これがちょっと元気をくれたんですよね。
亮ちゃん表紙の号。
陰陽屋の時のやつです。
陰陽屋の時の雑誌ラッシュは、ホントにどれもビジュアルが良くて、軽くパニックで(笑)、雑誌いっぱい買っちゃいました。
完全に、金銭感覚崩壊してました。
でも、今見ても、やっぱりどれもステキ。
過去振り返ると、「もっと買っとけばよかったなぁ…」って思うこともあるので、そう考えると、お金は吹っ飛んでいったけど、買っておいて良かったのかな。
話を戻して、「亮ちゃん雑誌でビジュアル本気出してきた期」(ナニソレ?)の例にもれず、素敵ビジュアルな『TVガイド PERSON vol.15』なんですが(当時の記事でも暑苦しく愛を語ってた→■)、記事がすごく良かった。
タイトルは記事の表題でした。
[Break a code]
大人の男性と少年の間を、フワフワと
行き来しているような存在…。
錦戸亮は、先入観や決めつけといった類のことを好まない。
だから、かわし上手で用心深い。つかめない。
でも、言葉の端々にちょっとだけ見え隠れする
無骨さ、繊細さ、優しさ……を頼りに、彼を解き明かしてみよう。
このコピーだけでも、端的に亮ちゃんを言い表しているなぁって思います。
そして、本文の冒頭もすごく言い得て妙。
錦戸亮を言葉で表すのは難しい。例えるなら、この単語が知りたいというと「はい、どうぞ」と、笑顔で分厚い辞書を差し出してくるような人。いざ辞書をひくと、その単語にはたくさんの意味があって結局、本当の答えはなかなか教えてくれない。多分、シャイで遊び心があって、頭のいい彼が見つけた照れ隠しの方法なのだと思う。そのくせ人懐っこくて、嫌味のない優しさがあって、根は意外と克己的。
私の好きな錦戸亮が、ギュッと詰まってる気がします。
いわゆる、テンプレ的な「アイドルらしいアイドル」というのは、もっとわかりやすく、器量良しで、愛想が良くて、キラキラしてるものなのかもしれないけれど。
亮ちゃんは、そうではないですよね。
媚びない、阿らない、へつらわない。
ただし、無愛想だったり、横柄なわけではない。
必要以上に愛想を振りまかないだけで。
きっと、「取り繕って作り上げられたキャラ」を評価されることに、価値を見出せない人なんじゃないかな。
でも、だからこそ、私は、彼の表情や、些細な仕草や言葉の端々さえ見逃すまいと、一挙手一投足に夢中になるんじゃないかと思います。
そして考える。想像をする。
彼のくれる“ヒント”を元に、錦戸亮という人を解き明かしたいと思う。
全く手も足も出ないわけではなく、頑張れば解けそうで、だけど肝心なところは解けない、みたいな、絶妙なさじ加減でチラ見せしてくるでしょ?
亮ちゃんって、言うなれば「考えさせるアイドル」なんですよね。
そういう「余白」があるというのかな。
勝手な印象ですが、亮ちゃんのファンって、考察好きな人が多い気がします。
考え過ぎて、メンタルがややこしくなるときもあるけれど(笑)、それは主に周囲の環境的な部分が原因で、案外、彼自身に対しては絶対的な信頼を寄せていたりします。
どんな雑音が聞こえてきても、本人の言葉を一番に信じようと思うのは、亮ちゃんの取り繕わなくてウソのつけない性格のお陰ですしね。
インタビューの最後は、こう締め括られています。
錦戸の中には確実にボーダーラインがある。好きなものと嫌いなもの、カッコいいとカッコ悪い、言いたいことと言いたくないこと…。5年以上取材させてもらっているが、暑苦しい苦労話とリアルな目標だけは、ほぼ聞いたことがない。きっと、その2つは“辞書”には載せず、ラインの内側に留めておくのが彼のルールなのだ。ライターとしては失格だけれど、言わない美学を貫いて欲しいとさえ思ってしまう。なぜなら口にしなくても結果で見せる男っぽさと、本心を隠すために繰り出される斬新な返し、その隙間からポロっとこぼれる本音が錦戸亮の面白さであり、魅力だから。
もう、ね。はい。
こういうところが、泣きそうになるくらい好きなんです。
書ききれないけど、インタビュー自体もいいんですよね。
亮ちゃんの魅力って、一言ではなかなか言い表せないです。
で、結局「好き!」って言葉で済ませちゃうんですけど。
でも、そこだけはブレない気がします。