『ちょんまげぷりん』の亮ちゃん。
超、久々に観ました。
なんかこの間おもてなし課を観たら、ちょんまげぷりんも観たくなっちゃって。
併せて観たのが、去年の12/26に放送された「アカデミーナイト」。
「抱きしめたい」関連の出演で、「ちょんまげぷりん」のことに触れてるんですよね。
で、この「ちょんまげぷりん」って、すごくいい映画だとは思うんですけど、実は私、これまでこの作品を観返す回数は圧倒的に少なかったんです。
なんというか……これ観てると、映画以外の部分を、色々考えちゃうんです。
大変だったんだろうなぁ…みたいな。苦笑。
深刻に「大変だった」とは、当時の亮ちゃんはあまり言っていなかったと思うんですけど(所作が、とか、ケーキ作りが、みたいな当たり障りないのは別にして、)……なんとなく、あの作品を観た時、これはなかなかキツかったんだろうな、っていう印象がありました。
メイキングとか見てても何回もリテイクしていることそのものよりも、その先にある、実力派に囲まれながらの「自分に対する歯痒さ」みたいなものがね、滲み出てるわけですよ(そういう場面を敢えて使っちゃってるところが、良くも悪くも当時の「錦戸亮」への俳優としての正当な評価だったと思う)。
当時「ロケット鉛筆みたいに~」って言ってましたけど、そういう次元じゃない葛藤みたいなものを、私は勝手に垣間見ていました。
そのあたりのことを、全てではないにせよかなり正直に語っていたのが、先の「アカデミーナイト」だったように思うんですよね。
で、それを見て、なんか妙に安心したというか。
多分、なんですけど、亮ちゃんって(というか、ほとんどの人がそうだと思いますが、)現在進行形の事ってあまり語りたがらないじゃないですか。
しかも不特定多数の人間が見るTVというメディアで。
それを、「僕の技量の無さだ」「後悔している」とキッパリ言えてしまう“今”っていうのは、そういう諸々を、上手く消化してまた違うステップに行っているからなんじゃないかと思ったんですよね。
そう語っている亮ちゃんの表情も、すごくしっかりしていて良かったんです。
真摯で、内面の熱量というか、覚悟みたいなものを感じて。
「1リットル~」が転機ってのは前から言っていましたけど、何か最近の亮ちゃんは、この頃とは違う意味であらためて「オレはこれでやっていくんだ」と思うような何かがあったんじゃないかなって、私は感じているんですけど……どうなんでしょう?
勝手な印象ですけども。
また何年後かに、「あの頃は~」みたいな話が出てくるのかな、なんて密かに思っています。
そんなこんなで私としても色々すっきりすることが出来たところだったので、前よりもフラットな状態で「ちょんまげぷりん」が観れました。
良い作品ですよね。
のちの2作品も含め、こういう「映画らしい映画」って感じの作品は好きです。
それに、中村監督のおっしゃるように、結果として錦戸・安兵衛はあれで良かったし、かなり素敵だったとも思います。
初めての映画が中村組で良かったんじゃないかなぁ。
監督も「良い俳優だ」って言ってくれてましたしね。
もしかすると、技術面だけじゃなく、芝居と向き合う姿勢とか、そういうものも含めて評価してくれていたんじゃないかな。とも思います。
話は変わって、この回のアカデミーナイトでは、アル・パチーノについても触れてるんですけど、「キングオブ男!」の亮ちゃん(というかニョッキ)を見た時に、私、ゴッドファーザーのアル・パチーノを連想したんですよね。
ゴッドファーザーはあんなハデハデじゃないですけど。笑。
亮ちゃんが醸してた何ともいえない哀愁がね、なんとなく。
ちなみにアル・パチーノも身長低いんですよね。
で、色気のあるオトコマエでした。
…余談ですが。苦笑。
「ちょんまげぷりん」で、内容以外の部分で印象に残ってるのって、大ヒット御礼イベントです。
最後に、福ちゃんが亮ちゃんの手を握るとこ。
もう、超カワイイ!!!
久々に観たけどやっぱりカワイイ。
そら会場も「キャーッ♡」ってなりますわ。
福ちゃんが伺うようにちょっと亮ちゃんの手に触って、亮ちゃんも「ん?」って感じで福ちゃんを見て、で、手を繋ぐ。
あの感じ♡
懐いてたんだなぁってのをすごく象徴してるやり取りな気がします。
亮ちゃんの、手を引きながらはけていく感じも、とっても男らしいの。
若いパパがかわいい息子と手を繋いで歩ってるみたい♡
はぁ~、いいよね、こんなダンナとこんな息子。
この時も亮ちゃん黒いけど(笑)、めちゃくちゃカッコイイし。
そういえば、福ちゃんの「ニシキド」呼びも可愛かった。
亮ちゃんのこと、カッコイイって言ってくれてましたよね。
今、会ったら、どんな感じなんだろう??
福ちゃんも大きくなったけど、変わらず「ニシキド」って呼んで欲しい。笑。
というか、ちょんまげぷりん2、やってくれないかな。
8年後、とかの設定なんですよね?
安兵衛さん25歳の設定だったから、33…出逢った時のひろ子と同じ年…か?
福ちゃん的にもあと2-3年したらいけるんじゃないかな。
中村監督~!!!
中村監督といえば、「白ゆき姫殺人事件」が明日から公開ですね。
予告編観る限りは結構面白そうだなーって思ってるんですけど。
どこかで時間をつくって観に行きたいな。